『アーボリリスト』という言葉をご存知だろうか?
欧州では海賊文化の流れもあり、帆船やヨットの帆走技術などから生まれたロープテクニックを発展させ、 登山や洞窟探検に用いられる道具と技を取り入れたツリークライミング技術が発達している。
その技術を用い、重機の使用ができない高所での樹木の伐採、維持管理、育成はもちろん、 樹木医としての広い知識も併せ持つ樹木のプロフェッショナルのことを『アーボリスト』と呼ぶ。
長野県茅野市にある『木葉社』さんは、 当地ではアーボリカルチャーのパイオニア的存在として活躍されているアーボリスト集団 。 彼らは、自然とともに歩んできた先祖の暮らしや思想を再発見すること、自然に寄り添う暮らしの提案を理念に活動し、長野県の霧ヶ峰買収工事の反対運動など、自然保護、育成を含む社会的活動を未来志向で行なっている。
そんな彼らの活動や考え方を通し、 今のシステムや自分自身の振る舞いを個人規模から家族、社会規模、 そして国や地球規模で問い直すきっかけとしたく、撮影させて頂いた。


















